生活習慣を変えなければ
外反母趾は治らない!
『生活習慣を変える』とは具体的にはどのようなことを指していると思いますか?
・ハイヒールをやめて足に良いとされる靴を履く!
これは外反母趾の方にとっては当たり前の事ですが、それでも治らない方が大勢いますし、ハイヒールを履いてもいないのに外反母趾になってしまう方(男性や子供を含む)も大勢います。
・立ち仕事、歩き仕事を辞めて足を休ませる!
確かに、足の負担が少なくなって外反母趾の症状は軽くなりますが、根本的な原因は何も変わっていないので、仕事を再開すればまた、痛みが再発してしまいます。
実は、外反母趾の原因となる『悪い生活習慣』とはこのような表面上のものではなく、我々人間が毎日必ず行っている最も基本的な動作に深い関係があります。

現在、外反母趾の保存的な治療法にはいろいろなものがありますが、曲がった親指を引っ張るだけの装具やテーピングやサポーター、もしくは崩れた足のアーチをサポートするためのインソールや外反母趾対策の靴などが用いられていることが多いようです。

しかし、それらの治療法の一番の問題点は、外反母趾の原因・進行メカニズムをしっかり把握しておらず、曲がった親指の形に注意を向けているだけなので、原因の根本的な改善(生活習慣の改善)にアプローチしていない点にあります。
このような治療をいろいろ受けても外反母趾が改善しない方を大勢診ていますが、全ての皆さんに必ず共通しているのは『悪い生活習慣』が体に染み込んで取れていないことです。
そして、ご本人はそれに気づかないまま毎日の生活を続けているので、知らず知らずのうちに外反母趾を悪化させ続けています・・・。
外反母趾研究所では外反母趾を、
長年の悪い生活習慣によって足が退化することで
その機能が損なわれた状態=『生活習慣障害』
という概念でとらえて治療に携わっています。
『生活習慣障害』
聞き慣れない言葉ですが、高血圧や糖尿病などの「生活習慣病」なら日常でよく耳にすることがあると思います。
高血圧や糖尿病の場合、血圧や血糖値を下げる薬を服用していても悪い生活習慣を続けたままでは、症状を根本から改善させることはなかなかできません。
実は、外反母趾の治療法もこの考え方と全く同じことなのです。
装具・テーピング・サポーター・インソール・外反母趾対策の靴を続けていても、それは高血圧や糖尿病の患者さんに、『薬』を服用させているだけと同じことで、根本的な改善にはなっていません。
言い方を変えれば、いくら素晴らしい『道具』を持っていたとしても、それを上手に使いこなすことができなければ、良い結果は出せないということです。
外反母趾は悪い生活習慣という原因により、足の機能が損なわれた状態ですから、本当に外反母趾を治したいのであれば、この悪い生活習慣を根本から変えることが絶対に必要です!
そうして身に付けた良い生活習慣は、外反母趾の改善と共に再発の防止にも役立つので、一生の大切なものとなって、あなたのこれからの楽しい人生を支えてくれることになります。
・では、外反母趾の本当の原因・進行メカニズムをお話します
私たちの足は、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチで構成されています。

この3つのアーチがドームを作ることで体重をしっかり支えて地面からの衝撃を吸収しています。
3つのアーチの中で、2つの縦アーチだけが崩れて、土踏まずが無い状態の足を『扁平足』と呼び、横アーチだけが崩れて、横幅が広がった状態の足を『開張足』と呼んでいます。
(正常な縦アーチ) (扁平足)

(正常な横アーチ) (開張足)
実は外反母趾は、悪い生活習慣によって横アーチを構成している『ある筋肉』が退化して衰えてしまい、足の横幅が広がって開張足になってしまうことから始まります。
(退化して横幅が広がってしまった開張足)
その横アーチを構成する筋肉とは・・・
主に足指を広げたり足指の第3関節を曲げる働きをする
横アーチ筋という筋肉です。
注:指先から数えて3番目にある関節を解剖学用語で『中足趾節関節・ちゅそくしせつかんせつ』と呼びますが、外反母趾研究所では『第3関節』と簡単に分かりやすく表現しています。親指については正確には第2関節となるのですが、他の指とあわせて第3関節と表現しています。同様に横アーチ筋は『背側骨間筋・はいそくこっかんきん』と解剖学用語では呼ばれています。

(第3関節)
注:足のイラストは全て足裏から見たイメージになっています。

(横アーチ筋)
横アーチ筋は全部で4本あり、中足骨という横アーチを構成する骨の間に位置し、それぞれが両脇の中足骨側面より、人差し指から薬指までの第3関節に付着しています。

(足裏から見た図) (足の甲の断面図)
この横アーチ筋が、本来の働きをしていて筋力があれば、付着している両脇の中足骨を寄せ付けることにより、しっかりした横アーチを形成することが可能となるため、開張足にはなりません。

(横アーチ筋がゆるんだ開張足)
逆に、横アーチ筋が退化して筋力が無くなり、中足骨を寄せ付けることが出来なくなると、体重に潰されて徐々に横アーチは崩れて開張足になってしまいます。
外反母趾はよく『親指の付け根が曲がる・出っ張る』と言われますが、もし開張足にならない足で親指だけが変形するのであれば少し曲がっただけで、隣の指にすぐに重なってしまう事になります。
(開張足でなく親指が曲がったら・・・) (開張足の外反母趾)
一般に外反母趾角が40度前後になるまで、親指が隣の指に重ならないのは開張足になっていて足の横幅が広がっているからです。
この開張足が進行するにつれて、5本の中足骨のうち、親指の骨と関節でつながっている第1中足骨はさらに内側に広がっていきます。
この第1中足骨の変形の状態を内反変形といいます。

第1中足骨の内反変形が進行しても、親指の骨は一緒には内反せずに反対に外側に曲がっていき、最後には第1中足骨との関節部分で脱臼してしまいます。
この親指の変形の状態が外反変形で、『外反母趾』の名前はここから付けられています。

(図A) (図B) (図C)
なぜ、親指が外反変形するかといえば、親指に付着しているたくさんの筋肉が弓の弦のように働いて親指を外側に引っ張るからです。(図A)
また、別の筋肉は過剰に短縮してさらに親指を引っ張るため、外反が進行し、最後には捻れてしまう状態になります。(図B)
この時、親指を他の指から離す働きの筋肉は、第1中足骨の下側に移動して本来の働き(親指を開く)ができなくなるため、親指の外反変形が更に進行していきます。(図C)
これが、足の退化による外反母趾の原因・進行メカニズムです。
このように、外反母趾はただ単にハイヒールを履いて親指が圧迫されたからなるのではなく、このような筋肉の退化・アンバランスの結果によりなってしまうものなのです。
・外反母趾の改善例には正しい見方が必要です
最近、外反母趾の改善例の画像がいろいろなサイトで紹介されているようですが、開張足が改善しないままで親指だけが真っ直ぐになると、このように親指と人差し指の間に不自然な隙間が必然的に空くことになります。
(開張足のままで親指だけが真っ直ぐになった状態)
(上の状態を実際に当研究所で患者さんにご協力頂き再現してみました。)

(この間たったの5秒です・・・)
靴を履かない裸足の文化の人なら、足指は意識をしていなくても広がっていますが、靴を履く生活をしている人ならば力を抜けば足指はあまり大きく広がることはまずありません。
今までお話してきたように、開張足が改善していないのに外反母趾の変形だけが改善することは理論上あり得ません。
仮に親指だけが真っ直ぐになったとしても、開張足が改善しなければ足の横幅は広がったままなので、親指の付け根は靴に当たって痛むことには変わりがありません!
これが
いくら親指だけ引っ張っても外反母趾が治らない理由です!

これから改善例を見る時は、親指が真っ直ぐに戻っているのかだけで判断されずに、開張足も改善されているのか・親指と人差し指の間に不自然な隙間が空いていないのかという点についても確認してみて下さい。
このように、一般では外反母趾の改善度の目安として、親指変形の早期改善だけが重視される傾向にあるようです。
しかし、実際の治療現場においては、長年の悪い生活習慣によって退化してしまったこれらの筋肉をわずか数ヶ月で回復させることは、軽度の外反母趾を除いて今まで経験したことがなく、また、理論的に証明することも困難です。
親指の曲がりを戻すことはもちろん大切ですが、先ずは、開張足の原因となった横アーチ筋の退化を防ぎ、さらに強化してしっかりした足を作り直すことに最も意識を向けるようにして下さい。
・次の10項目の中であなたはいくつ当てはまりますか?
@ 床の上を素足で歩くとペタペタと音がする。
A 歩行中に何もない所でつまずくことがよくある。
B 雨の日に歩くと跳ね上げで足がよく濡れる。
C 長距離でもないのに歩くとすぐ疲れる。歩くのが遅い。
D 靴の踵や外側の部分がよく擦り減る。
E 靴下の親指の先端だけがよく破れる。
F 片足で立つとすぐにフラフラして5秒以上立っていられない。
G 足の指先が常に冷える。しもやけができやすい。
H 足のすねの外側の部分が張って疲れやすい。
I 足の指で力強く『グー』の形をすると足がつる。
以上は全て悪い生活習慣が原因で発生しています。
では、『悪い生活習慣』とはどのような習慣なのでしょうか?
・具体的な『悪い生活習慣』についてお話します
外反母趾の原因となる『悪い生活習慣』をひと言で表現するのならば
【足の指を使って生活していないこと】
と言えるでしょう。
具体的には・・・
@足指を動かしていない
A足指に体重を乗せて立っていない
B足指に体重を乗せて歩いていない
というたった3つの、実はとてもシンプルなものなのです。
よく言われる事ですが、物事の本質はシンプルなものが意外に多いものです。
あまりにシンプル過ぎるので、外反母趾治療において今までこの点については見落とされ、「外反母趾=ハイヒールが原因」というイメージが強いため、履き物だけに注意が向けられていました。
では、この3つの悪い生活習慣の改善方法を簡単に説明します。
@足指を動かしていない
ここで取り上げている『足の指を動かしていない』とは、親指以外の4本の指の、特に第3関節を動かしていないことを指しています。
(第3関節が動かない足) (第3関節が動く足)
この第3関節は、横アーチを構成する横アーチ筋に深い関係がある重要な部分なので、マッサージをよく行い軟らかくして、この関節から足指をしっかり握れるようにしておきます。
余談ですが、外反母趾の改善運動としていろいろな所で紹介されている『タオルつかみ運動』ですが、第1・2関節だけでタオルをつかんでいて第3関節が全く動いていないモデルがほとんどです。
(第3関節が全く動かない) (第3関節が動いている)
左の足の状態を手で例えれば、タオルを第1・2関節だけで握っていることを繰り返しているだけなので、もちろん握力がつくことはありません。

(第1・2関節しか握っていない) (第3関節まで握っている)
これでは毎日何千回タオルをつかんでも、横アーチ筋は鍛えられません。
(なお、この@に関しては例外があり、足指を良く動かせるタイプの外反母趾があります。たとえ、足指の動きだけが良くても、次のABの悪い生活習慣があれば外反母趾になってしまいます。)
A足指に体重を乗せて立っていない

外反母趾の方は体の重心が後ろに片寄っていて、踵に体重をかけ過ぎて立っている傾向があります。
このため、体重が足の指に乗らずに、指が浮き上がってしまっているケースが非常に多く見られます。
ですから、いつもより体の重心をやや前方に置くようにして、足指の特に親指の裏に、体重を乗せて立つように、常に意識を持つようにします。

これは当研究所のフットルック(足裏バランス測定装置)による外反母趾の方の立位時の足裏の画像です。
色の違いで足裏の体重分布が表示され、体重のかかり具合が高い順に、白・赤・黄・緑・青と変化していきます。
青色の部分は全く地面に接地していないことを表しています。
逆立ちをイメージしてみて下さい。
手の平から指までしっかり地面に着けることで体のバランスを安定させることができますが、指を反らして手の平だけで逆立ちをすれば非常に安定性が悪いので、体の他の部分に大きな負担をかけてしまいます。
外反母趾の方は自分では気づかずに、毎日このような状態で生活をしているのです。
B足指に体重を乗せて歩いていない
足の裏だけで歩いている、いわゆる『ペタペタ歩き』がこの悪い生活習慣の歩き方です。
まず、最初の一歩でいきなり足の裏から地面に着くのではなく、踵から着いて次に足の裏、そして最後に足指までしっかりと体重を移動させて歩くように心がけます。



足裏の接地面がゆりかごやロッキング・チェアーの動きのイメージで、スムーズに前方移動できればOKです。
ここで注意が必要なのは、歩行の基本は踵からの着地という点です。
足裏からいきなり着地すると、その後の体重の前方移動がスムーズに行えないため、足指に無理に体重を乗せようとすると、つま先立ちのような歩き方になってとても不自然な歩き方になってしまい、アキレス腱やふくらはぎを痛めます。
踵から着地すると、地面からの衝撃が踵や体に直接伝わる事を心配される方が時々いらっしゃいますが、体重のスムーズな前方移動ができるようになれば、全く問題がありません。

むしろ、踵をかばっていきなり足裏から着地することで、本来、地面からのダイレクトな衝撃を受ける構造になっていない部分(足裏の指の付け根)が衝撃を受け続けてしまい、障害を拡大することになってしまいます。
また、立ち方でも説明しましたが、外反母趾の方は体の重心が後ろに片寄っていますので、足の裏から指に体重を移動させる時に、体の重心も一緒に前方に移動させることが大切です。
自分ではこのようなイメージで歩いているつもりでも、外反母趾になってしまう100%の方が足指をきちんと使って歩くことができません。
ですから、外反母趾の方が毎日1万歩ウォーキングしていたとしても、足首から下の筋肉は鍛えられずに、横アーチが崩れた足でペタペタと地面からの衝撃をまともに受けて歩いているので、かえって足を壊しているだけなのです!
『健康のために歩きなさい。』とよく言われますが、歩き方を間違えてむやみやたらに歩くと、逆に健康を害する結果となってしまいますのでよく注意して下さい。
・自分で足のギプスを外してリハビリをして下さい
例えるなら、外反母趾になってしまう方の日常生活は、足指を骨折して長い間ギプスで固定したまま、生活している状態と非常によく似ています。
その結果、足指は関節が固まり動きが悪く、足指に体重を乗せて立ったり、歩いたりすることができないため、筋力が低下して足は退化していきます。
ですから、『悪い生活習慣』というギプスを着けたままで装具・テーピング・サポーターの着用やインソール・外反母趾対策の靴を履き続けていても、外反母趾は根本的に改善しないのです。
このような足に先ず必要なのは、『悪い生活習慣』というギプスを外して、退化した足にリハビリトレーニングを行うことです。
退化した足指にいきなり体重をかけて生活するのは、長い間寝たきりだった方にいきなり長時間歩かせるのと同じくらい無理な事です。
まずは、リハビリ(機能回復訓練)トレーニングで、足指が自由に動き、自分の体重をしっかり支えられる状態に変えていくことが最初の一歩です。
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ところが、ほとんどの病院や整形外科では生活習慣の改善指導の認識がないために、「手術をするほどではないから、このまま様子をみましょう。」と軽度から中程度の外反母趾の患者さんに説明しています。
そして、その説明のまま外反母趾を放置してしまうことで、さらに症状を悪化させてしまうのが、外反母趾でお悩みの方の現状なのです。
・これが現在の外反母趾治療の実情です!
外反母趾は悪い生活習慣を続けることで、横アーチ筋が退化して引き起こされた障害です。
ですから、男性や小中学生などハイヒールに無縁な方が外反母趾になってしまったり、外反母趾対策の靴を履き続けているのに、症状が改善するどころか悪化してしまったりする方が大勢いるのです。
外反母趾研究所では外反母趾を『生活習慣障害』という概念で位置づけていますがこのような考え方で外反母趾治療を行っている医療機関は残念ながらまだ存在していません。
今まで保存療法の分野で行われてきたような、患者さんの単なる受け身の治療だけでは不十分です。
退化して筋力が落ちて曲がってしまった親指や崩れてしまった横アーチは、テープやサポーターで引っ張ったり、インソールでサポートするだけでは元には戻りません。
試しに現在、このような治療を受けている方は、何故これらを使用していれば外反母趾が改善されるのかを担当の先生にお尋ねになってみて下さい。
おそらく先生は「足の指に力が入って歩きやすくするため。」「崩れたアーチをサポートするため。」とお答えになると思います。
しかし、それらは、足の指に力が入らなくなった根本的な原因や、アーチが崩れてしまった根本的な原因から改善させるアプローチではないということを意味しています。
何度も言いますが、外反母趾を根本から治したいのであれば、悪い生活習慣を改善して退化してしまった足を作り直すことが必要です。
そのためには、今まで行われてきた保存的治療や外反母趾対策の靴の使用で毎日を過ごしているだけでは、生活習慣の改善にはつながりません。
また、外反母趾以外にも足のトラブルには内反小趾・タコ・魚の目・ハンマートゥや足の各所の痛みがありますが、これらも生活習慣障害のひとつで、生活習慣の悪さが原因です。
外反母趾だからなってしまったのではなく、生活習慣が悪かったからなってしまったのです!

(内反小趾) (タコ)

(魚の目) (ハンマートゥ)
誤解の無いように申し上げますが、テーピング・サポーター・インソールなどは「生活習慣病」の治療に例えると『薬』のような役割をしていますので、効果が無いということではありません。
現に外反母趾研究所でも生活習慣改善指導・リハビリトレーニング指導と共に外反母趾矯正テーピングを併用して治療を行っています。
また、必要と思われる方には、市販のインソールの併用をアドバイスすることもあります。
大切なのは、根本的な原因である生活習慣の改善を常に意識に持ちながら、上手にこれらを活用していくことで、これが保存的な外反母趾治療の最良の方法なのです。
・外反母趾の子供は早期の生活習慣改善を!
2005年8月25日 朝日新聞に埼玉県立小児医療センターの子供の足の調査結果の記事が掲載されました。
中学生の外反母趾の割合は7%で、予備軍も含めると女子は全体の6割で10年前の2倍以上、男子は全体の5割で10年前の4倍急増という結果が出たそうです。
また、内反小趾に関しては、幼児の90%に発症が確認されたと、新潟県立看護大学の調査で報告されています。

(9歳 小学生の女の子) (13歳 中学生の女の子)
今まで、子供の足に異常が発生する原因は「靴」にあるとされてきましたが、外反母趾研究所ではこれも『悪い生活習慣』が根本的な原因であると捉えています。
また、『悪い生活習慣』は足の形の異常だけではなく、子供の生活の異常・体力や運動能力の低下・スポーツ障害などにも大きな影響を及ぼしています。
このような変形が足に現れてしまったら、たとえ痛みが無くても、子供の頃から早期の生活習慣改善を行うことが将来のためにも非常に重要です。
・もちろん、男性でも外反母趾になってしまいます
外反母趾=女性のイメージがありますが、もちろん、男性でも外反母趾になってしまいます。
(43歳 男性) (69歳 男性)
また、親指が曲がっていなくても開張足になってしまっている方は、かなりの数に昇ると思われます。
ただ、女性と違ってハイヒールなどの足に負担のかかる靴を履かないことや、女性よりも相対的に筋力があるため、多少の変形では痛みが出ないので、ご本人にはあまり意識されることが少ないようです。
意外に思われるかもしれませんが、当研究所における外反母趾の男性の方は、趣味のスポーツなどで足をよく使う方が多い傾向にあります。
これは、退化している足でも日常生活だけならば何とか過ごせていたのに、スポーツなどでさらに足に衝撃を与え続けてしまったために、症状の悪化を招いてしまった結果と考えられます。
当研究所を受診される男性の外反母趾の方は、『3つの悪い生活習慣』のレベルが非常に高い(悪い)のが特徴です。
外反母趾研究所では外反母趾を
『足の退化による生活習慣障害』という概念でとらえ
リハビリトレーニングや生活習慣改善指導などで
外反母趾の根本的な改善に積極的に取り組んでいます。
・今までの外反母趾の『常識』は間違っています!
今までは横アーチが崩れる原因を『靱帯のゆるみ』
とすることが定説のように言われきましたが
はたして本当なのでしょうか?
『靱帯がゆるむ』原因として、体質や体重増加やホルモンバランスの異常などが上げられていますが、明確なメカニズムに基づいたものではなく、うやむやにされているのが現状です。
靱帯という組織は一度ゆるんでしまうと元には戻りません!
捻挫のような急性期の怪我が原因であれば、直ぐに固定をして安静をとれば、まだ何とかなるケースもあるでしょう。
(それでも元には戻りません。捻挫を繰り返す、いわゆるクセになるのは、靱帯のゆるみが残るので関節がしっかり固定されなくなるからです。)
開張足の原因とされてきた靱帯のゆるみが、時間の経過と共に少しづつ進行してしまった(いわゆる慢性)としたならば、その靱帯を元に戻すことはもう不可能です。
ということは、『靱帯がゆるむ』ことだけが原因ならば、一生、開張足は改善しないことになり、強いては外反母趾も改善しないことになってしまいます。
そして、最大の疑問が、『靱帯がゆるむ』現象があるならば、数多くある足の靱帯の中でなぜ、横アーチを構成する靱帯だけがゆるんでしまうのかという点にあります。
足には横アーチを構成する靱帯以外にも多数の靱帯がありますが、これらがゆるんでしまえば、関節が固定されなくなり足がグラグラと不安定な状態になるので、立ったり・歩いたりすることができなくなります。
しかし、横アーチの崩れの原因が靱帯のゆるみではなく横アーチ筋の退化とするならば、ハイヒールやスポーツ歴や性別や年齢に関係なく、生活習慣の悪さが原因で外反母趾になってしまう理由を説明することが可能となります。
そして、筋肉は靱帯と違って鍛えれば再生して強くすることができるので、開張足の改善、外反母趾の改善につながっていきます!
(もちろん、横アーチの崩れに伴い関係する靱帯も次第にゆるみますが、あくまで2次的なもので根本的な原因は横アーチ筋の退化です。)
外反母趾の原因のひとつに『関節の軟らかさ』
が挙げれていますが
外反母趾外来の7割以上の方は
第3関節が硬くてほとんど動かすことができません。
外反母趾の原因のひとつに『関節の軟らかさ』が挙げれていますが、体の柔軟性のある人が外反母趾になりやすい訳がありません。
逆に、外反母趾研究所における外反母趾外来の7割以上の方は、第3関節が硬くてほとんど動かすことができません。
例え関節自体が軟らかくても、それを支える筋肉がしっかり働いていれば開張足や外反母趾にはならないのです。
外反母趾の原因で最も重要なことは関節の軟らかさではなく、横アーチ筋や足指の筋力が低下(退化)することです。
『扁平足が外反母趾の原因』
とこれも定説のように言われていますが
ほとんど関係がありません。
それは、正常の縦アーチがある足よりも扁平足の方が、足裏だけではなく足指までがベッタリと接地しやすいので、足指が常に体重をしっかりと支えている傾向にあるからです。
横アーチの崩れ(開張足)は横アーチ筋の筋力低下が原因ですから、常に足指をしっかり接地していれば自然に横アーチ筋を使っている事になるので、外反母趾になりにくいのです。
ですから、『扁平足だから』といろいろな足の痛みの原因に挙げられますが、外反母趾に関しては一概には決めつけられません。
(外反母趾外来の患者さんで、自分はずっと扁平足と思い込んでいた方が実は開張足だけだったというケースが非常に多くみられます。)
逆に縦アーチが正常もしくは高過ぎる(凹足・ハイアーチ)足の方に、足指をしっかり接地して歩いたり・立ったりしていないことで開張足となり、外反母趾が進行してしまう傾向が数多くみられます。
昔はよく、足の甲が高く幅が広い足を甲高段広足(こうだかだんびろあし)という言葉で表現していましたが、この足の状態がまさしく凹足・ハイアーチと開張足が合併した凹開張足です。
(正常な縦アーチ) (凹足・ハイアーチ) (扁平足)
(上の図のようにハイアーチの足は足指が浮きやすい傾向にあります。)
実際に、外反母趾外来で診た外反母趾の足を無作為に400足選び、足の形状によって分類して統計をとってみると、
・1番多いのは2つの縦アーチが正常な開張足の329足で全体の82.2%
・2番目に多いのは甲高段広足(凹開張足)の46足で全体の 11.5%
・3番目が扁平足に開張足が合併した扁平開張足の25足で全体の6.3%

という結果が出ています。
外反母趾で問題になるのは『扁平足だから』ではなく、日常生活で『足指に体重を乗せて歩いていない・立っていない』ことです。
今までお話してきたように、外反母趾は靴の影響よりも日常で足指を使って生活していないために、横アーチ筋の筋力が低下することに大きな影響を受けています。
外反母趾研究所ではこの点に注目して、横アーチ筋を効果的に使うための生活習慣の改善に取り組み、毎日の生活の中にリハビリトレーニングを取り入れることで、外反母趾の改善度を向上させてきました。
変形の進んだ重度の外反母趾は手術しか改善方法がありませんが、軽度から中程度の外反母趾の方は、自分から積極的に悪い生活習慣を変えることで、外反母趾も根本から改善していきます。
●最近、外反母趾が気になり始めた方へ
生活習慣の悪さが積み重なり、足の退化が始まっています。
外反母趾が気になり始めた初期段階において、できるだけ早く生活習慣の改善に取り組んで下さい。
今後の痛みや変形の進行を短期間で抑える事ができ、また、再発の防止が可能となります。
●長い間、外反母趾に悩まされている方へ
『外反母趾=足の退化=生活習慣障害』という認識を持って下さい。
悪い生活習慣を変えないでいると、年齢を重ねるにつれて退化に老化が加わり、変形が進み、痛みが増加して、外反母趾はさらに悪化していきます。
今までの、履くだけ(靴・インソール)貼るだけ(テーピング)着けるだけ(サポーター)の受け身の治療で良くならなかった方は、悪い生活習慣を根本から変えることが絶対に必要です。

1.変形の著しい外反母趾や経過年数の長い外反母趾の方
当研究所の保存療法では対応しきれない場合があります。
2.患部が急に腫れて痛みが強くなった方
急性の炎症を起こしている可能性があります。先ずは整形外科の受診をお勧めします。

3.親指の付け根の関節の真上に痛みや腫れがあって、上に反らすことができない方
『強直母趾(きょうちょくぼし)』の可能性があります。このような症状の方は整形外科を受診して下さい。
4.皮膚や爪に白癬菌(水虫)の感染が認められる方。
テーピングやその他の治療が行えません
5.関節リウマチなど関節そのものに病変がある方。
当研究所の保存療法では対応できません。
6.《自分の努力で治す》というお気持ちの無い方。
当研究所の保存療法では対応できかねますので、他の医療機関の受診をお勧めします。

代表 古屋 達司
外反母趾でお困りのあなたは、今までどのようなことをされてきましたか?
ハイヒールをやめる? 外反母趾防止グッズの使用?それでもダメなら大学病院・総合病院・整形外科・接骨院・フットケア専門店などで治療を受けていませんでしたか?
しかし、そのような医療機関で外反母趾を専門的な保存療法で治療するところはほとんど無いのが現状なんです。
その結果、痛みがいつまでも続き、症状が進行してしまい、ますますつらい毎日を送っている方々が非常に多くなっています。
そして最後には、外反母趾の痛みに耐えきれなくなって手術を選択するしか方法が無くなってしまうんですね。
私が平成11年に外反母趾研究所を開設してから、このような外反母趾の痛みで悩んでいる大勢の方々に出会いました。
外反母趾の痛みで歩けない・靴が履けない・スポーツができない手術を受けたけれども思わしくない・変形の進行の不安・・・。
でも、その方々は受診された医療機関で、納得できるような説明や治療を受けることができなかったようです。
だからでしょうか、私の治療で外反母趾が改善する事をご理解下さった方々は遠方から2時間、3時間かけても通院されています。
会社の帰りに遠回りされたり、休日を返上して来院されたり、とにかく皆さん真剣です。
ですから、そのような真剣に治療に取り組まれた方々が外反母趾の痛みから解放された時、その晴れやかな笑顔を見ると私も本当に嬉しくなってしまいます!
あなたも、これから数十年の人生の中のほんの数ヶ月間、外反母趾の改善に真剣に取り組んでみてはいかがですか?
そのような気持ちのあなたでしたら、私も真剣にお手伝いさせて頂きます。
話はガラッと変わりますが
本当においしいカレーライスを食べたいなら、どこに行きます?
本物のカレーライスを食べたいなら、多少遠くても私は迷わずカレーライスの専門店に行きます。
もちろん、近所のファミレスにもその他大勢のメニューの中にカレーライスはありますが、専門店のそれとは比較になりませんよね。
(決してファミレスのカレーライスがまずいと言っている訳ではありませんよ。)
最近の業界を見ると、外反母趾治療は○○矯正・○○整体・○○痩身などと並んで治療メニューの一部として提供されていることがほとんどです。
私も昔はそうでしたが器用な方ではないので、今は外反母趾治療に絞ってこれだけに全力を注いでいます。
それ故、『日本有数の外反母趾専門治療院』とおこがましいようですが名乗らせて頂いております。
あなたもいつか、ファミレスのカレーライスに飽きた時には、専門店のおいしいカレーライスを味わってみて下さいね。
| 名称 | 外反母趾研究所 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 所在地 | 東京都板橋区三園1-20-8 (みその接骨院併設) |
||||||||
| TEL |
0120-589-889 (お問い合わせの方は をご覧下さい) |
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| 診療時間 | |||||||||
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9月の休診日
5・12・19・20・23・26
(12・26日は初診のみ診察可)
古屋代表の本
B6判・222ページ
メタモル出版
定価1,575円(税込)
トレーニンググッズ

マスコミ取材・講演
2010.4.21
『ゴルフダイジェスト』 6月号に古屋代表のコメントが掲載されました。
2010.3.4
日経ラジオ・『薬学の時間』に古屋代表が出演しました。
2010.1
全薬工業発行の健康生活情報紙『月刊みすみ』2月号に古屋代表のコメントが掲載されました。
2009.11.23~26
FM放送・J-WAVEのTOKYO MORNING RADIOで古屋代表のコメントが放送されました。
2009.10.24
古屋代表が山形県接骨師会置賜支部で講演を行いました。
2009.9.2
健康生活情報誌『日経ヘルス』10月号に古屋代表のコメントが掲載されました。
2009.6.2
産経新聞の【健康】に古屋代表のコメントが掲載されました。
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2009.3.15
健康生活情報誌『からだにいいこと』5月号に古屋代表のコメントが掲載されました。

2008.10.6
朝日新聞の【体とこころの通信簿・外反母趾特集】に古屋代表のコメントが掲載されました。

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